日本特殊陶業、タイで新工場建設/自動車用センサの増産 投資額120億円
日本特殊陶業(愛知県名古屋市)は26日、自動車用センサの需要拡大に対応するため、タイに新工場を建設すると発表した。
投資額は約120億円。延床面積は約34,700㎡の4階建て。2017年11月の着工、2018年9月末の完成後、順次生産を開始する。2023年までに、タイNGKスパークプラグ(以下:タイNGK)でのジルコニア酸素センサの生産能力を約2倍に、温度センサの生産能力を約2.5倍に引き上げる。
近年、世界各国で厳しくなる燃費・排ガス規制の強化に伴い、排ガス中の酸素濃度を検出するセンサをはじめ、同社の各種センサの需要が拡大している。特に、欧州地域を中心に、新興国においても環境規制強化の動きが加速している。
今回、アジア諸国における自動車用センサの製造拠点として、2010年に本格的に生産を開始したタイNGKは各種センサの生産拡大に伴い、既存工場に隣接する土地へ新たに工場を建設する。以前からタイNGKで生産しているジルコニア酸素センサと温度センサに加え、新たに全領域空燃比センサの生産を計画している。
■ 新工場概要
会社名:タイNGKスパークプラグ(株)
所在地:Amata Nakorn Industrial Estate (Phase 8 : G864)Tambol Panthong, Amphur Panthong, Chonburi 20160, Thailand アマタナコン工業団地内(バンコク市内より南東約 65km)
投資額:約120億円(建屋・設備)
延床面積:約34,700㎡
構造:4階建て
生産能力:ジルコニア酸素センサ 2倍
:温度センサ 約2.5倍
着工予定:2017年11月
完成予定:2018年9月末