DIC、鹿島工場でカラーフィルタ用ブルー顔料の生産設備増設
2017年6月29日
DIC(東京都中央区)は28日、茨城県神栖市の鹿島工場で、カラーフィルタ(以下:CF)用ブルー顔料の生産設備を増設すると発表した。
CF用顔料は、テレビ、スマートフォンなどの液晶や有機ELディスプレイで使用されている。ディスプレイ市場は、新興国の経済成長による需要の増大とパネルの大型化による顔料使用量の増加で、2025年までは年率3.5%程度成長すると同社は見込んでいる。
CF用ブルー顔料は2012年に現在の主流となっているAシリーズを市場に投入して以来、光学特性が高く評価され、需要が伸張している。加えて、採用件数の増加や市場拡大も見据え、今回の増設を決定した。
今後、CF用ブルー顔料については、今回の生産能力増強により、売上高を2021年までに2016年比1.5倍とする計画。
■ 設備投資概要
所在地:茨城県神栖市東深芝18(鹿島工場)
生産品目:カラーフィルタ用ブルー顔料
生産能力:2021年までに2016年比1.5倍