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セイコーエプソン、フィリピンに新工場/投資額162億円

2017年7月10日

 セイコーエプソン(長野県諏訪市)は6日、フィリピンの製造子会社Epson Precision(Philippines),Inc.に新工場を増設、このほど竣工したと発表した。

 新工場は、2017年度までに総額約1億4,300万USドル(約162億円)を投資し、インクジェットプリンターおよびプロジェクターの生産能力を増強する。また、約3,000kWの最大出力を持つメガソーラー発電設備を建物の屋根部分に設置するなど、環境に配慮した工場となっている。

 インクジェットプリンターは、現在同社が注力している大容量インクタンク搭載プリンターが新興国市場を中心に急成長しているほか、高速ラインインクジェット複合機/プリンターなどのオフィス向けインクジェットプリンターも着実な伸びを示しており、今後も生産数量の大幅な増加を見込んでいる。

 プロジェクターについては、企業向けや教育向け、商業利用など用途の拡大、新興国市場への浸透などにより、同社ビジュアルコミュニケーション事業は確実に成長を続けている。今後もラインアップのさらなる拡大などによって、生産数量の増加を見込む。

■ 新工場概要

会社名:Epson Precision(Philippines),Inc.
所在地:Lima Technology Center, Lipa City, Batangas, 4217, Philippines
投資額:約1億4,300万USドル(約162億円)[2015年度から2017年度まで]
建築面積:約53,000㎡
延床面積:約108,000㎡
構造:鉄骨2階建て
生産品目:インクジェットプリンター
着工:2015年1月
稼働予定:2017年7月

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