岩谷産業、岡山市に水素ステーションを建設
2017年7月11日
岩谷産業(東京都港区・大阪市中央区)は7日、岡山県内初となる「(仮称)イワタニ水素ステーション 岡山南」の建設を行うと発表した。
岡山県は、関西と四国、九州を繋ぐ要所であり、同ステーションは県内の燃料電池自動車(FCV)ユーザーに加え、既に水素ステーションが営業している隣接地域から、他地域への移動時の中継充填拠点としての利用も見込む。
定置式の同ステーションでは、主要機器類をユニット化してひとつのパッケージ内に収める方式を採用し、省スペース化と現地工事縮小による建設コスト削減を図る。また、FCV普及による充填台数の増加に対しては、圧縮水素の貯蔵量を増加させることで対応が可能となる。
同社はこれまでに全国22ケ所の水素ステーション建設を行ってきたが、今後の地方都市への展開や、土地の制約が多い都市部における水素ステーションのモデルの一つとして考えている。
■ 施設概要
名称:(仮称)イワタニ水素ステーション 岡山南
所在地:岡山県岡山市南区藤田字錦2094-2
敷地面積:約834㎡
水素供給:圧縮水素オフサイト供給
供給能力:150N m3/h(1時間当たりFCV3台の満充填が可能)
充填圧力:82MPa(メガパスカル)
設備構成:圧縮機、蓄圧器、プレクーラー、ディスペンサーなど
完成予定:2017年度中