昭和電工、タイでアルミ缶新工場を着工
2017年7月18日
昭和電工(東京都港区)は13日、子会社の昭和アルミニウム缶がタイの大手飲料メーカー Carabao Group Public Company Ltd.(以下:カラバオ社)とアルミ缶の製造・販売会社「Asia Pacific Can Company Limited」(以下:APC)を合弁で設立し、工場の起工式を行ったと発表した。
APCの設立は2017年3月に決定したもので、工場稼働後は、主にカラバオ社の輸出製品用のアルミ缶を製造する。カラバオ社は東南アジア諸国や中国、英国を中心とした海外事業の拡大を目指しており、APCは昭和アルミニウム缶が培った生産技術と品質管理体制で高品質なアルミ缶を安定供給し、同社の海外展開をバックアップする。
また、昭和電工グループは現在進行中の中期経営計画「Project 2020+」において、アルミニウム缶事業を「成長加速」事業に位置づけ、東南アジアをターゲットに事業拡大を進めている。
APCは同事業においてベトナムのハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニーに次ぐ2国目の海外拠点であり、昭和電工はAPCの事業展開を同地域のマーケティングに活かしていく。
■ 新工場概要
会社名:Asia Pacific Can Company Limited
会社設立:2017年6月15日
出資比率:カラバオ社74%、昭和アルミニウム缶24%、昭和電工2%
所在地:タイ王国チャチューンサオ県バーンパコン郡
事業内容:アルミニウム缶の製造販売
着工:2017年7月
稼働開始予定:2018年10月