日東電工、米・マサチューセッツで核酸医薬原体の製造能力増強
2017年7月25日
日東電工(大阪市北区)は20日、米国子会社である日東電工アビシア社がマサチューセッツ州ミルフォード製造拠点内に新設備を導入し、核酸医薬原体の製造能力増強を行ったと発表した。
核酸医薬は、DNAやRNAなどの核酸を構成成分とし、抗体医薬に続く「次世代医薬品」として期待されている。遺伝子の発現に直接作用することにより、従来は難しかった病気の治療を可能にする画期的な医薬品として、商業化に向けた開発が進んでいる。
今回、アビシア社のミルフォード製造拠点内の製造およびオフィスエリアを20,000平方フィート拡大するとともに、最大1.8molの核酸医薬原体の製造能力を持つ設備を追加導入することで、製造能力は合計で3.0molとなる。今回の製造能力増強に伴い、8月2日にオープニングのテープカットセレモニーを行う予定。
■ 設備増強概要
会社名:Nitto Denko Avecia Inc.
所在地:米国マサチューセッツ州ミルフォード
増強品目:核酸医薬原体
製造能力:3.0mol(1.8mol追加)