新日鐵住金、インドネシアの新工場が稼働開始
2017年7月27日
新日鐵住金(東京都千代田区)は25日、インドネシアで自動車用鋼板を製造するPT KRAKATAU STEEL(PERSERO)Tbk(以下:クラカタウ社)との合弁会社PT KRAKATAU NIPPON STEEL SUMIKIN(以下:KNSS社)の新工場が稼働を開始したと発表した。
インドネシアの自動車マーケットは需要拡大が期待されており、防錆鋼板・高張力鋼板等への自動車メーカーのニーズ拡大も見込まれている。
KNSS社は、連続焼鈍ライン(冷延鋼板製造用)と溶融亜鉛めっきライン(亜鉛めっき鋼板製造用)を一体化させた最新鋭自動車鋼板製造ライン「Galvanizing,Annealing and Processing Line」を設置する。
今後は、自動車用外板、1.2GPa級までの高張力鋼板を含む冷延鋼板・溶融亜鉛めっき鋼板を製造し、インドネシア自動車メーカーへ販売する計画。
■ 新工場概要
会社名:PT KRAKATAU NIPPON STEEL SUMIKIN
投資額:約3億米ドル(約335億円)
所在地:インドネシア共和国バンテン州チレゴン・クラカタウ工業団地内
事業内容:自動車用冷延鋼板、(合金化)溶融亜鉛めっき鋼板の製造販売
生産能力:48万トン/年
営業運転開始:2017年7月24日