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住友金属鉱山、愛媛・磯浦工場でニッケル酸リチウムの設備増強

2017年7月31日

 住友金属鉱山(東京都港区)は28日、車載用二次電池の需要拡大に対応するため、磯浦工場でニッケル酸リチウムの生産設備を増強すると発表した。

 世界的な環境規制強化を背景に自動車の電動化が進む中、長距離走行を可能とする高性能な二次電池の開発、供給に対する期待が市場で高まっている。同社のニッケル酸リチウムはその有力材料として、今後更なる需要拡大が見込まれている。

 同社はパナソニックと共同で開発した二次電池用正極材料(高性能ニッケル酸リチウム)の生産拡大を進めてきた。今回、パナソニックのリチウムイオン二次電池の生産拡大に伴い、ニッケル酸リチウムの生産設備を持つ磯浦工場の設備増強を決定した。

■ 設備投資概要

所在地:愛媛県新居浜市磯浦町17-3(磯浦工場)
投資額:約40億円
増産品目:ニッケル酸リチウム
生産能力:4,550トン/月
完成予定:2018年6月

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