自動車駆動系部品を製造するGKNドライブラインジャパン（栃木県栃木市）は3日、常滑市りんくう町に新工場を建設し、名古屋市港区大江町にある名古屋事業所を移転すると発表した。

　土地面積は約46,000㎡で、地上2階建（工場部分１階建、オフィス部分２階建）の施設を建設。2017年9月の着工、2018年度中の完成、2019年度中の移転完了を目指す。

　移転先は現存工場から約27kmに位置している。同地は、中部国際空港に隣接し、国内外から人・モノ・カネ・情報を呼び込む国際交流拠点の形成を目指して、国際展示場や新ターミナルビルなどの建設が進んでいる。新工場は、世界主要都市を結ぶグローバルビジネス拠点としての役割を担う。

　同社は、栃木と名古屋に製造拠点、大光寺にテクノロジーセンター、豊田と東京にオフィスを持つ。大光寺にあるプルービンググラウンドでは、多種多様な実車試験を行っている。