アイシン精機、刈谷市の実験棟「Vラボ」が竣工
2017年8月7日
アイシン精機(愛知県刈谷市)はこのほど、刈谷市朝日町に実験棟「Vラボ(V-lab)」を開設し、竣工式を行ったと発表した。
開設した実験棟「Vラボ」では、従来の部品単体での開発だけでなく、車両レベルでのシステム開発を進める。
同社グループでは、同施設を次世代開発ワーキングの戦略特区として活用し、「ゼロエミッション」「自動運転」「コネクテッド」等の次世代成長領域の新商品・新技術開発を推進していく。
また「Vラボ」は、世界の車両・製品をベンチマークし、商品アイデアを実現するために最新の計測・解析機器や造形装置を導入した「アイデア発掘フロア」、最新のモデルベース開発手法により最適値を見つけて機能を作り込むことが可能な「機能・性能試験フロア」、実車搭載状態での製品のうれしさ検証や、温湿度環境を再現できる「実車確認フロア」から構成されている。
今後は、すでに構内に開設している試走路とあわせて完成車メーカーへの提案力を高め、新商品開発を加速させるとしている。
■ 施設概要
名称:アイシン精機株式会社 Vラボ
所在地:愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地
事業内容:グループ全体での新製品・新技術の開発
竣工:2017年7月31日
稼働:2017年8月から随時