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中部国際空港、ボーイング787向け格納庫新設

2015年11月2日

 中部国際空港は10月30日、ボーイング787向けに中部地域で製造した部品をドリームリフター(ボーイング787部品専用の輸送機)に搭載するためのハンドリング機材、部品を一時保管する格納庫を新設すると発表した。

 現在世界で4機のドリームリフターが運用されており、セントレアはドリームリフターが運航する日本で唯一の空港。2014年から1棟を本稼働しているが、ボーイング社が2016年より同機の生産を現在の月10機から12機に増やす計画をしており、部品供給量の増加が予想されている。

 部品は中部国際空港まで三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の各工場から海上輸送される。建物は中部国際空港が建設し、ボーイング社が賃借する予定。

■ 新格納庫概要

施設名称:ドリームリフター・オペレーションズ・センター2(DOC2)
所在地:愛知県常滑市セントレア(既存DOC隣接地:空港島中央最南端部)
建築面積:約2,000㎡
整備主体:中部国際空港株式会社※中部国際空港株式会社とボーイングによる賃貸借契約を締結
着工予定:2015年11月
完成予定:2016年夏

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