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大王製紙、三島工場内にCNF乾燥体のパイロットプラント建設

2017年8月10日

 大王製紙(東京都千代田区)は9日、愛媛県四国中央市の三島工場内にセルロースナノファイバー(以下:CNF)乾燥体のパイロットプラントを建設すると発表した。

 設備は、三島工場内の水分散液製造設備(既設)に併設する。生産能力は年間約10トン。2017年12月の稼働開始を予定する。

 同社はCNFの研究開発を進めており、これまで300社を超えるサンプル提供を行ってきた。その中で、水分を抑えたCNFへのニーズがあると判断し、パイロットプラントの建設を決定した。

 今後は、設備の稼働によりサンプル提供を本格化し、具体的な用途開発を進める予定。

■ 設備投資概要

所在地:愛媛県四国中央市三島紙屋町5-1(三島工場内)
生産品目:セルロースナノファイバー乾燥体
生産能力:約10トン/年(最大生産時)
稼働予定:2017年12月

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