不二ライトメタル、本社工場で医療用開発設備を増設
2017年8月21日
アルミニウムやサッシ、建築材料などを製造する不二ライトメタル(熊本県長洲町)は18日、本社工場で医療用開発設備を増設する為、長洲町と企業立地協定を締結したと発表した。
投資額は約3億円で、医療用マグネシウム合金製生体吸収性スキャフォールドの臨床に向けた研究開発設備を増設する。新規雇用予定は6名。2017年8月の着工、2018年3月の完成、同年4月の稼働開始を予定している。
生体吸収性スキャフォールドは、人体の血管等に挿入・拡張することで血液等の流動を回復させる医療機器(ステント)のうち、従来の金属型と異なり、生体吸収され、血流回復後に溶けて無くなるという性質を持っている。
同社は、今回の増設により、これまで基礎研究を重ねてきた医療用マグネシウム合金開発の成果を臨床段階へ移行することとなり、医療分野における本格的な事業展開へ向けた大きな一歩だとしている。
■ 設備投資概要
所在地:熊本県玉名郡長洲町長洲2168番地(本社敷地内)
投資額:約3億円:
増設設備:医療用マグネシウム合金製生体吸収性スキャフォールドの臨床に向けた研究開発設備
新規雇用予定:6名
着工予定:2017年8月
完成予定:2018年3月
稼働予定:2018年4月