自動車用アンテナを製造するヨコオ（東京都北区）は24日、車載通信機器事業の主力生産拠点であるヨコオ・ベトナム（以下：ベトナム工場）で、昨年9月より着工した第3期拡張工事が完了し、このほど稼働を開始したと発表した。

　車載通信機器事業は国内外ともに販売が好調に推移しており、今後も増収を見込んでいる。ベトナム工場では、現在、ワイヤーハーネスやAM/FM用マイクロアンテナなどの組立加工を中心に行っているが、シャークフィンアンテナの組立加工や樹脂成型部品の内製拡大も視野に入れており、今回の拡張工事はその生産体制強化の一環。

　今後急速に進展する自動運転/コネクテッドカーなどの自動車業界の変革にスピーディに対応するとともに、グローバル生産体制の進化を追求し、さらなる事業拡大を目指す。