東洋紡、30億円で敦賀事業所内に新工場/長瀬産業との協業
2017年8月25日
東洋紡(大阪市北区)は23日、長瀬産業(東京都中央区)と合弁会社を設立し、生産工場を敦賀事業所内に建設すると発表した。
投資額は約30億円。延床面積は約4,300㎡の鉄骨造2階建(一部5階建)。2017年12月の着工、2018年10月の操業開始を予定する。
今回、電子ペーパーディスプレー向けTFT基板材の需要増に対応するとともに、薄い、軽い、割れない、曲がるなどのフィルムの特性を生かし、フレキシブルな有機ELディスプレーや各種センサー用途に加え、ガラスやシリコンウエハー、セラミックなどに代わる基板材料として展開を図る。
今後は、長瀬産業との協業のもと、高性能・高耐熱フィルムの市場ニーズに応え、早期に100億円規模の事業の構築を目指すとしている。
■ 新工場概要
所在地:福井県敦賀市東洋町10-24 (東洋紡 敦賀事業所内)
投資額:約30億円
延床面積:約4,300㎡
構造:鉄骨造2階建(一部5階建)
事業内容:高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス」の製造
着工予定:2017年12月
操業開始予定:2018年10月
◇ 新会社概要
会社名:未定
資本金:34億円
出資比率:東洋紡:66.6%、長瀬産業:33.4%
設立:2018年4月
従業員数:約40名