三谷産業、ベトナム工場の増築工事が完了
2017年8月30日
三谷産業(石川県金沢市)は29日、ベトナム子会社で車載用樹脂成形品の製造を行うAureole unitDevices Manufacturing Service Inc.(以下:ADMS社)の工場増築工事が完成し、竣工式を行ったと発表した。
近年、自動車業界においては、車載部品のエレクトロニクス化が進んでおり、樹脂成型品に電子部品を組み合わせた複合ユニット製品の需要拡大が見込まれている。
今回、日系自動車メーカーが数多く進出するASEAN地域で、複合ユニット製品の本格生産や樹脂成型品の新規大型案件に対応する。工場は、延床面積を従来の約2倍に拡大し、成形、組立てや検査エリアを新たに設置し、作業動線の改善や自動化による効率化、生産設備の増設によってベトナム屈指の生産能力を保持する工場となる。
今後は、ADMS社に隣接するFujitsu Computer Products of Vietnam, Inc.(2017年6月に子会社化)が製造する電子部品とADMS社が製造する樹脂成型品を組み合わせた複合ユニット製品の組立てラインを増築部の2階に本稼働させる。
■ 増築概要
会社名:Aureole unit-Devices Manufacturing Service Inc.
所在地:ベトナム社会主義共和国ドンナイ省ビエンホア工業団地
投資額:3.6億円
敷地面積:4,052㎡
延床面積:5,391㎡
成型機設置可能台数:48台
事業内容:樹脂成形品・複合ユニット製品(電子部品・樹脂成形品)の製造
着工:2017年2月
竣工:2017年8月