シチズン時計鹿児島、本社工場棟を増設
2017年8月30日
シチズン時計マニュファクチャリングは29日、連結子会社であるシチズン時計鹿児島(鹿児島県日置市)が工場棟を増設すると発表した。
増設する工場は2階立てで同敷地内に5つ目の工場棟となる。1階部分は製造工場で、これまで分散していた工程を集約。工場全体で製造用機械を最適に配置することで生産能力を向上させる。
2階部分は新たに給食施設を伴う社員食堂を設け、従業員の働く環境の改善にも取り組む。今回の増設により、需要が拡大した際にも柔軟な増産対応が可能となる。
同社は、シチズングループの腕時計部品の製造工場として1991年に創立。腕時計の駆動装置(ムーブメント)に使用する歯車・ネジ・チューブ・軸・ピン・機械式時計特殊部品など精密部品を製造している。今回5年ぶりの新工場棟建設となり、2017年7月着工、竣工は2018年3月、稼動は同年4月を予定している。
■ 新工場概要
名称:シチズン時計鹿児島(株)
所在地:鹿児島県日置市東市来町湯田5839番地
投資額:約6億円
敷地面積:47,947㎡
延床面積:2,776(1階部分2,051㎡、2階部分725㎡)
構造:鉄骨作り一部2階立て 基礎 RC鉄筋コンクリート、2階床鋼板デッキ上にコンクリート
生産品目:腕時計用部品
従業員数:350名(今後段階的に20名新規採用予定)
着工:2017年7月
竣工予定:2018年3月
稼動予定:2018年4月