アスクル、「ASKUL Value Center 関西」が竣工
アスクル(東京都江東区)は7日、9月1日に「ASKUL Value Center 関西」(以下:AVC関西)を構える物流施設「GLP吹田」の引き渡しを受け、竣工式を行ったと発表した。
施設は、グローバル・ロジスティック・プロパティーズの手がけた先進的物流施設であり、アスクルは同施設を「AVC関西」として、2018年2月の全面稼働に向けて準備を進める。
AVC関西はアスクルでは8拠点目の物流センターとなる。流通業における1社単独の物流施設としては関西最大級、そしてアスクル最大の基幹物流センターとして、アスクルの法人向けサービス「ASKUL(アスクル)」と、一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」双方の物流を担う。
eコマース市場は拡大・成長を続けており、これに伴う商品の品揃えや物流・配送のスピードに対する顧客ニーズに対応することが今後のECの最重要課題となっている。
施設は、約5万坪の延床面積をもつAVC関西に、最先端の物流設備を導入し生産性を追求、24時間365日フル稼働することで、在庫商品の種類・在庫量の拡大と、年間1,000億円クラスの出荷能力を実現する。
施設の名称については、2017年6月の新設発表時には「ASKUL Logi PARK関西」としていたが、2017年4月に立ち上げた「ASKUL Value Center 日高」にならい、同物流センターも、デジタルマーケティングとリアルマーケティングの融合を実現するプラットフォームとしての機能をもたせるなど幅広く活用していく方針とし、「AVC関西」という名称とした。
同社は、2017年2月に埼玉県三芳町の物流センターで発生した火災を受け、「防火シャッターを確実に作動させるための設備等の増強」「初期消火の実効性を高めるための訓練等の実施」「地域消防と連携した事前消防計画の検討」を進めている。
■ 物流施設概要
名称:ASKUL Value Center関西
所在地:大阪府吹田市岸部南3丁目34番1
敷地面積:約75,000㎡(約22,000坪)
延床面積:約165,000㎡(約5万坪)
建物階数:地上4階建(全棟賃借)
稼動開始予定:2018年2月