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東芝三菱電機産業システム、インドのモーター工場が竣工/来年1月に生産開始

2015年11月9日

 製造業プラント向け電機設備事業を展開する東芝三菱電機産業システム(東京都中央区)は4日、グローバル展開の一環としてインドに建設していたモーター工場が2015年10月末に竣工し、2016年1月から生産を開始すると発表した。

 インド経済の伸張により、産業界のインフラ整備の需要も急激に伸びている。同社は、この需要を取り込み、モディ首相が標榜している「Make in India」を実現するために、各種産業向けのモーター供給のための製造拠点をインド・バンガロール近郊の工業団地に設立した。

 同工場設立に第1期として約50億円の投資を行ない、2016年度に約25億円、2020年度に100億円規模の売上げを計画。同工場設立に先駆け、小型化、軽量化、高効率なグローバルに競争力のある「TM21Gシリーズ」の製品開発を行ない、インド工場では容量150~23000kwの製品のラインアップを行う。また、インド国内以外にも、同社グループの販売網を通じて世界各地への供給を目指すとしている。

 既に、同社は同じバンガロール近郊に、パワーエレクトロニクスの工場を設立、本格稼働しており、日本と同じく「Motor&Drive」の製品供給が可能となったという。

■ 新工場概要

所在地:インド・カルナタカ州 バンガロール地区工業団地
投資額:約50億円
敷地面積:約60,708㎡
建屋面積:約15,112㎡
竣工:2015年10月末
生産開始:2016年1月

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