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太平洋セメント、大分工場内に灰水洗事業プラントを建設/18年4月着工

2017年9月19日

 太平洋セメント(東京都港区)は、大分県津久見市の大分工場内に灰水洗事業プラントを建設する。

 投資額は21億円。工場では、自治体のごみ処理施設で発生する飛灰を引き取り、セメント資源化を行う。処理能力は日量50トン。2018年4月の着工、2019年4月の事業開始を予定する。

 日本国内では「循環型社会の形成」に向けて、廃棄物の再資源化が推進されている。なかでも、ごみ処理施設で発生する焼却灰(主灰および飛灰)は、一部がセメント原料として再資源化されているが、大半は最終処分場に埋立処分されており、最終処分場の延命のためにもさらなる再資源化の推進が求められている。

 今回、含有塩素が高いことから再資源化が進んでいない飛灰のセメント資源化を図る為、同社の脱塩処理技術である灰水洗事業プラントを大分工場に設置することとした。新たに灰水洗事業プラントを設置することで、これまでの主灰のほかに大分県だけでなく近隣地域を含めた飛灰のセメント資源化が可能となる。

■ 設備投資概要

名称:大分工場 灰水洗事業プラント
所在地:大分県津久見市合ノ元町2番1号(大分工場内)
投資額:21億円
事業内容:飛灰の脱塩処理およびセメント資源化に係る事業
処理能力:日量50トン
着工予定:2018年4月
事業開始予定:2019年4月(飛灰 受入処理)

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