工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

大塚化学、ジョージア州の新工場が竣工

2015年7月15日

 総合化学メーカーの大塚化学は15日、2014年2月に米国・ジョージア州に設立した、Otsuka Chemical America, Inc.に於いて、「テラセス」(非繊維状チタン酸カリウム)を製造する工場を竣工したと発表した。

 「テラセス」は自動車用ブレーキパッドの素材として需要が伸びており、新車販売台数ならびにブレーキパッドメーカーの開発拠点が多い米国を中心に、北南米市場へ販売を拡大していく。
 同工場は、日本、中国に次ぐ第3の製造拠点として設立され、その生産能力は 2,000t/年となるという。

 また、Otsuka Chemical America, Inc.は、「テラセス」の生産工場としての機能だけでなく大塚化学の北米・南米統括拠点として、大塚化学関連会社を含めたプロフィットセンターの機能を果たしていくとしている。

■ 新会社概要

会社名:Otsuka Chemical America, Inc.
出資比率:大塚化学 100%
所在地:米国・ジョージア州グリフィン
敷地面積:137,500㎡
生産品目:テラセス(非繊維状チタン酸カリウム)
生産能力:2,000t/年
商業生産開始:2015年11月(予定)
従業員数:25名
竣工:2015年7月14日

このエントリーをはてなブックマークに追加