トヨタ自動車、米国5工場へ3.7億ドル投資
トヨタ自動車(愛知県豊田市)は27日、北米事業体であるToyota Motor North America(以下:TMNA)は、米国の5つの工場へ計3.7億ドル(約420億円)を投資すると発表した。
2020年より、米国で初めてとなるハイブリッド用トランスアクスルの生産をToyota Motor Manufacturing West Virginia, Inc.で開始、それに伴い、Bodine Aluminum, Inc.ジャクソン工場で、ハイブリッドトランスアクスル用ハウジングやケースの生産を開始する。
また、Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.ではTNGA2.5Lエンジンの生産能力を拡大、それに伴い、Bodineジャクソン工場で2.5Lエンジンブロック、およびBodineトロイ工場で2.5Lシリンダーヘッドの生産能力を増強する。Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.ではTNGAエンジン生産のための工場刷新を行うとともに、新規雇用50名を予定している。
TMNAのJim Lentz(ジム・レンツ)CEOは、「今回の投資は、需要のあるところで車両および部品の生産を増やしていくというトヨタの長期的コミットメントに基づく判断である。将来にわたり、お客様、販売店のニーズを満たす生産体制を構築していく」と述べた。
■ 設備投資概要
◇ Toyota Motor Manufacturing West Virginia, Inc.
所在地:ウェスト・ヴァージニア州
投資額:1億1,530万ドル(約130億円)
投資内容:ハイブリッド用トランスアクスル生産ライン新設
◇ Bodine Aluminum, Inc.
ジャクソン工場
所在地:テネシー州
投資額:1,450万ドル(約16億円)
投資額:ハイブリッドトランスアクスル用ハウジングおよびケースの新規生産、2.5Lエンジンブロックの生産能力増強
トロイ工場
所在地:ミズーリ州
投資額:1,705万ドル(約19億円)
投資内容:2.5Lシリンダーヘッドの生産能力増強
◇ Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.
所在地:ケンタッキー州
投資額:1億2,096万ドル(約136億円)
投資内容:TNGA2.5Lエンジンの生産能力増強
◇ Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.
所在地:アラバマ州
投資額:1億600万ドル(約119億円)
投資内容:TNGAエンジン生産に向けた工場刷新
新規雇用予定:50名