帝人、松山事業所でパラ系アラミド繊維「テクノーラ」の増産
2017年10月4日
帝人(大阪市中央区)は3日、松山事業所でパラ系アラミド繊維「テクノーラ」の増産に伴う設備増強工事が完了し、稼働を開始したと発表した。
「テクノーラ」は、耐衝撃性、耐疲労性、耐湿熱性、耐薬品性などに優れ、伝動ベルトやホースなどのゴム補強や地盤補強など、過酷な条件下における用途展開が進んでおり、近年はほぼフル稼働での生産を続けていた。
同製品の需要は2014年度以降さらに拡大しており、引き続きグローバル市場で成長が予想されている。こうした需要拡大や市場成長を受け、今回の生産能力増強を決定した。
■ 設備投資概要
所在地:愛媛県松山市北吉田町77番地(松山事業所 北地区内)
投資額:約15億円
増産品目:パラ系アラミド繊維「テクノーラ」
増強規模:対増強前比 約10%
着工:2016年6月
稼働開始:2017年10月