マルカン酢、米・ジョージア州に新工場
2017年10月10日
食酢メーカーのマルカン酢(兵庫県神戸市)は6日、米国子会社のMarukan Vinegar (U.S.A.) Inc.が、ジョージア州で進めてきた第二工場を完成させたと発表した。
米国における米酢市場は堅調に推移しており、家庭用市場においては全米・カナダの主要スーパーマーケットのビネガー売り場に加えて、アジア食品売り場でも取り扱われている。業務用市場においては日本食レストラン(全米約2万5千件)やテイクアウトを中心に消費が伸びている。
今回、米国市場の拡大が見込まれる中、従来のカリフォルニア工場の生産能力が限界に近づいたことを受け、第二工場の建設を決定した。
投資額は約26億円。当初の生産量としては、パラマウント工場と同等の2百万ガロンを想定しており、これにより米国二工場合計の生産量は日本の生産規模に匹敵することとなる。
第二工場では主力製品である純米酢を製造し、用途としては業務用・加工原料用製品を製造する。品質面では、GMP、SQF、Kosher、Organicなどの各種認証の取得を目指し安全、安心の取り組みを進める。
■ 新工場概要
会社名:Marukan Vinegar (U.S.A.) Inc.
所在地:米国・ジョージア州
投資額:約26億円
生産品目:純米酢
稼働開始予定:2017年12月