ゴールドパック、恵庭工場に搾汁ライン建設
2017年10月12日
エア・ウォーター(大阪市中央区)は10日、子会社で農業・食品事業での飲料事業を担うゴールドパック(東京都渋谷区)が北海道恵庭市の恵庭工場に搾汁ラインを建設したと発表した。
ゴールドパックは、北海道恵庭工場のほか、青森県弘前市、長野県松本市・安曇野市に工場を持ち、大手飲料ブランドの受託生産や国産果実・野菜原料を飲料メーカーに供給する搾汁受託生産を展開している。
また同社は、日本初の「にんじんジュース」を開発するなど、長年にわたる農産品加工技術を蓄積していることや、各工場の立地を活かして国産の農産品を調達することで、野菜・果実系飲料の製造に強みを持っている。
今回、健康志向の高まりにより、需要が伸びている野菜・果実系飲料の受託生産の拡大を図る。設備は、道内最大級の規模となる搾汁設備を恵庭工場内に建設し、北海道産の野菜や果物を新鮮な状態でジュースに加工する。
また、恵庭工場から約9kmの距離にある同社グループのAWファーム千歳では、トマトやケールなどの農産品を露地栽培しており、安定的な原料調達先として活用していくとしている。
■ 設備投資概要
所在地:北海道恵庭市戸磯573-39(恵庭工場内)
投資額:10億円
延床面積:1,659㎡(新棟)
設備:野菜・果実の搾汁設備
事業内容:野菜・果実系飲料の生産
稼働開始:2017年9月