京セラドキュメントソリューションズ、中国にOPC感光体ドラムの新工場
2017年10月17日
京セラドキュメントソリューションズ(大阪市中央区)は16日、複合機やプリンター向けのOPC感光体ドラムの生産能力を増強するため、製造子会社の京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司(以下:中国工場)に第2工場を建設すると発表した。
同社は、中国工場で、複合機やプリンターの生産に加えて、長寿命で高画質を維持できるOPC感光体ドラム(消耗品)の生産も行っている。
今回、複合機やプリンターのカラー機受注拡大に伴い、低中速機に搭載されるOPC感光体ドラムの増産が必要となったため、同製品の生産工場の増設を決定した。
増設する工場では、高騰する人件費等に影響を受けにくく、生産性が高い完全自動化ラインを導入し、中国工場でのOPC感光体ドラムの生産能力を2020年に現在の2.5倍以上に引き上げる。
加えて、製造ラインの稼働状況など工場内のさまざまな情報を見える化し、その中で収集したデータを自動的にフィードバックするなど、IoTを活用した取り組みを積極的に進める計画。
■ 新工場概要
名称:京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司 OPC感光体ドラム第2工場
所在地:中国広東省東莞市石龍鎮方正東路3号
敷地面積:6,475㎡ (約100x65m)
延床面積:10,830㎡
構造:鉄骨造3階建て
生産品目:OPC感光体ドラム
着工:2017年7月
完成予定:2018年5月
量産開始:2018年5月下旬