三菱電機、名古屋製作所・中国工場で設備投資
2017年10月20日
三菱電機(東京都千代田区)は19日、FA機器の生産を行う名古屋製作所と中国の三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司(江蘇省常熟市)で設備投資を行うと発表した。
投資額は約44億円。最新鋭の設備を導入し、サーボモータを月産約26万台、サーボアンプを約22万台生産する。生産能力は計48万台となり、従来比で約170%増加する。稼働開始は2018年4月を予定している。
FA機器市場は、2016年度上期以降、日本、韓国、中国を中心に有機EL・液晶・半導体・リチウムイオン電池・スマートフォン他の製造関連装置向けの需要が拡大し、今後も高い水準で推移すると見込まれている。
名古屋製作所と中国の三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司は、2016年度以降、過去最高水準の生産を行っているが、今回、サーボシステムのさらなる需要拡大に対応するため、両拠点で駆動部であるサーボモータと制御部であるサーボアンプの中核部品などの組み立てラインを中心に生産体制を増強する。
■ 設備投資概要
所在地:愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号(名古屋製作所)
:中国・江蘇省常熟高新技術産業開発区東南大通3号(三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司)
投資額:約44億円
増産品目:サーボモータ、サーボアンプ
生産能力:サーボモータ 約26万台/月(2018年度)
:サーボアンプ 約22万台/月(2018年度)
主な設備投資ライン:巻線設備、機械加工設備、組み立て装置、試験装置他
稼働開始予定:2018年4月