日本通運、米国・テキサス州の物流拠点を移転・拡充
2017年10月27日
日本通運(東京都港区)は24日、米国現地法人の米国日本通運が、テキサス州ラレドにある拠点を移転・拡充し、2017年9月より営業を開始したと発表した。
新施設のラレドロジスティクスセンターは、従来の施設に比べて倉庫・事務所を合わせて約2倍の広さとなる。
施設は、FTZ(Foreign Trade Zone:外国貿易区域)を保有しており、国境近くに保税状態で商品を保管、注文に応じて両国への納品が可能。また、海外からの輸入の際、アメリカ到着時に輸入関税を支払うことなく同施設で保管ができ、メキシコへの納品時には米国での輸入関税の発生がないまま、輸送を行うことができる。
また、各自動車メーカー指定のミルクラン倉庫であり、顧客の要望に応じて、ピッキング、検品、仕分け、梱包、詰替え作業などの高付加価値サービスの提供が可能。施設内には、特別作業専用のソーティングルームを設置しており、外部のほこりを遮断した環境で作業を行うことができる。
さらに、トラックコントロールセンターを設置しており、アメリカ、メキシコ国内輸送および国境通関プロセスを含んだ両国間のクロスボーダートラック一貫輸送が可能。煩雑な国境輸送手続きを同社スタッフが対応する。
■ 物流施設概要
会社名:NIPPON EXPRESS USA, INC.
名称:NIPPON EXPRESS USA, INC. LAREDO LOGISTICS CENTER
所在地:9001-B Killam Industrial Blvd, Laredo, TX 78045, U.S.A.
倉庫面積:8,660㎡
事務所:630㎡
営業開始:2017年9月