ニコン、中国工場を閉鎖/コンパクトデジタルカメラ市場の縮小
2017年10月31日
ニコン(東京都港区)は30日、映像事業の中国生産子会社である Nikon Imaging(China) Co., Ltd.(以下:NIC)の操業を停止すると発表した。
ニコンは2002年6月、中国江蘇省無錫市にNICを設立し、デジタルカメラ、デジタルカメラ用ユニットの製造を行ってきたが、スマートフォンの台頭により、コンパクトデジタルカメラ市場は急速に縮小。NICの稼働率が著しく低下していることから、操業の継続が困難となっていた。
NICの操業停止に伴い今期に発生する一時費用は、現時点の見積もりで70億円程度(税金費用含む)と見込んでいる。その他、中国におけるNIC以外の生産および販売子会社は業務を継続する予定。
■ 工場閉鎖概要
会社名:Nikon Imaging(China) Co., Ltd.
所在地:中国・江蘇省無錫市
事業内容:デジタルカメラ、デジタルカメラ用ユニットの製造
従業員数:2,285名
操業停止:2017年10月30日