ユーエイキャスター、埼玉県飯能市に関東工場建設
産業用キャスターを製造するユーエイキャスター(大阪府東大阪市)は30日、埼玉県飯能市に関東工場を建設したと発表した。
今回、年々増加する受託製造依頼に対応するため、設備投資による生産能力の増強と、生産効率の向上を図る。また、中部から以西は奈良工場・福岡工場、関東以北は関東工場から供給する体制をとり、災害時のリスク分散と同時に、納期短縮や物流コストの低減を図る。
関東工場は3階建となり、全フロアに生産工程を機能的に配置する。1階には技術室と試験・品質管理室、2階に事務室を設置、3階には部品保管倉庫機能持つ設備として、1000パレットの保管量を有する最新の自動倉庫を導入する。
生産ラインは、従来よりも幅広い受注ロットへの製造対応が可能。生産能力は最大で年産2000万個となり、マザー機能を担う生産拠点と位置づける。
同社は、キャスター専門メーカーとして、これまで国内3工場(奈良池沢工場、奈良額田部工場、福岡工場)、海外2工場(蘇州工場、上海工場)で生産を行ってきた。
現在、受注生産・OEM市場を中心に、6,000種類以上のキャスターを生産しており、新規納入社数も年間100社以上のペースで増加、主要取引先は1000社を超えているという。
■ 新工場概要
名称:ユーエイキャスター 関東工場
所在地:埼玉県飯能市茜台三丁5-5(飯能大河原工業団地内)
敷地面積:8,808㎡
延床面積:7,218㎡(1F 3,836㎡、2F 1,691㎡、3F 1,691㎡)
主な製造品目:産業用キャスター
生産能力:約2000万個/年
従業員数:約80名
設計:(株)創元設計
施工:日本建設(株)
竣工:2017年11月
稼動開始予定:2017年11月(試運転)
:2018年4月(本稼動)