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JFEスチール、ミャンマー・ティラワ工業団地に新工場

2017年11月6日

 JFEスチール(東京都千代田区)は10月31日、ミャンマーで新会社JFE MERANTI MYANMAR Co., Ltd.を設立し、建材向けの溶融亜鉛めっき・カラー鋼板の製造を行う新工場を建設すると発表した。

 投資額は約85百万米ドル(約96億円)。溶融亜鉛めっきライン1基、カラーライン1基を導入する。稼働開始は2020年を予定している。

 ミャンマーは2011年の民主化以降、経済発展が飛躍的に進んでおり、それに伴い屋根・壁や構造材などの建材用薄板の需要が、急速に拡大しつつある。

 現在、この分野に使用される鋼材の大半は輸入材だが、今後、外国企業の進出に伴う工場建設の増加や、生活水準の向上に伴う顧客の高級化志向などにより、高品質かつ技術サービスや短リードタイムなどのきめ細かなサービスを提供できる現地生産へのニーズが高まると予想されることから、今回の投資を決定した。

■ 新工場概要

会社名:JFE MERANTI MYANMAR Co., Ltd.
所在地:ミャンマー連邦共和国ヤンゴン南部ティラワ工業団地内
投資額:約85百万米ドル(約96億円)
出資:JFE MERANTI MYANMAR HOLDINGの100%子会社
事業内容:建材向け薄板製品の製造販売
設備概要:溶融亜鉛めっきライン1基 生産能力18万トン/年
    :カラーライン1基 生産能力10万トン/年
稼働予定:2020年

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