トピー工業、米・ケンタッキー工場で設備投資
2017年11月6日
鉄鋼メーカーのトピー工業(東京都品川区)は2日、米国子会社TOPY AMERICA, INC.のケンタッキー工場において、3,600万ドル(約40億円)の設備投資を行うと発表した。
近年、米国における自動車生産の拡大を背景として、高水準の稼働が続いていることから、設備が老朽化しているリム・組立ラインおよび塗装ラインを最新鋭化し、生産性を向上させる。同時に、IoTを活用した予知保全システムや省エネ・省力設備等を導入することで、地球環境や従業員を考慮した工場となる。
今回の設備投資は、中期経営計画「Growth & Change 2018」の一環として、世界の主要自動車メーカーが生産拠点を展開する米国での供給体制を強化するためのもの。
同社は米国を、グローバルサプライヤーとしての評価を得るための最も重要な市場と位置付け、ケンタッキー工場の生産能力を増強することで、ピックアップトラックやSUV系車種向けの大きなサイズのホイール需要の増加対応など、顧客ニーズに応えることで、自動車用ホイール事業の持続的成長を図るとしている。
■ 設備投資概要
会社名:TOPY AMERICA, INC.
所在地:980 Chenault Road Frankfort, KY 40601 U.S.A.(ケンタッキー工場)
投資額:3,600万ドル(約40億円)
事業内容:自動車用ホイール・建設機械用履帯の製造販売
稼働開始予定:2020年