オイレス工業、大分工場を増設/投資額50億円 12月着工
2017年11月6日
無給油式軸受けメーカーのオイレス工業(東京都港区)は2日、大分県中津市の大分工場を拡張すると発表した。
投資額は生産設備含め50億円。延床面積は約8,750㎡。新規雇用予定は20名。自動車向け大型樹脂軸受製品を製造する。2017年12月の着工、2019年2月の稼働開始を予定している。
現在、大分工場では多様な自動車向け軸受製品を製造しているが、主力製品の一つである大型樹脂軸受の世界需要の増加に対応するため、工場の拡張を決定した。
工場内では、最新鋭ライン導入等の自動化・省力化投資を行い、生産性の向上と生産能力の増強を図る。また、工場建屋を現状の約2.2倍に拡張し、大型樹脂軸受の国内生産を集約する。加えて、グローバル生産展開におけるマザー機能の強化を図る。
同社は2015年に「生産革新部」を新たに設置し、最新鋭の生産技術の開発や生産ラインの効率を追求。成果物である全自動ラインなどの生産技術を導入する。
現時点で20億円程度の自動車向け大型樹脂軸受の国内売上高は、2022年に約3倍の60億円程度となる見込みであり、急成長を続けるグローバルな市場ニーズに対応し、同市場における成長戦略を加速させる。
■ 増設概要
所在地:大分県中津市大字犬丸264-1(大分工場)
投資額:50億円(生産設備含む)
拡張面積:約8,750㎡(既存面積 6,933㎡)
主な生産品目:自動車向け大型樹脂軸受製品
新規雇用予定:20名
着工予定:2017年12月
稼働開始予定:2019年2月