天馬、ベトナム・ハノイに新工場/二輪車・家電市場成長
2017年11月13日
プラスチック総合成形メーカーの天馬(東京都北区)は10日、ベトナムにおける事業拡大のため、ハノイ市のノイバイ工業団地内にTENMA(HCM) VIETNAM CO.,LTDの新工場を建設すると発表した。
ベトナムでは、二輪車市場の堅調な成長が予想されると共に、家電市場の成長やOA機器メーカーによるチャイナプラスワンの動き等があり、合成樹脂製関連部品の需要拡大が見込まれている。
子会社のTENMA (HCM) VIETNAM CO.,LTD は、現在ホーチミン(ビエンホア)とハノイにそれぞれ工場を保有している。このうち、ハノイ工場は二輪車向けの合成樹脂製外装部品等の製造販売を行っているが、現工場は工場棟が賃借であることもあり、スペースに生産能力拡大余地が乏しく、増大する需要に対応するのが困難な状況になりつつある。
そこで、ハノイ市のノイバイ工業団地内に生産能力の拡張可能な新工場を建設し、現工場から業務を移管すると共に需要に対応した設備の増強を図る。また、現工場よりも顧客との距離が近接することにより競争条件の強化が期待できる。
■ 新工場概要
会社名:TENMA (HCM) VIETNAM CO., LTD
所在地:ベトナム・ハノイ市ソクソン区(ノイバイ工業団地)
投資額:約25億円(成形機増設11 台、設備の更新、移転費用含む)
敷地面積:44,888㎡
建屋面積:23,226㎡
事業内容:車両部品や家電部品などの合成樹脂成型とそれに関わる塗装、組立、製造
完工予定:2018年10月