日本曹達、高岡工場内に研究棟建設
2017年11月13日
工業薬品等を製造する日本曹達(東京都千代田区)は9日、化学品や農業化学品の主要な製造拠点である高岡工場(富山県高岡市)内に生産技術研究棟を新設すると発表した。
同社生産技術研究所では、製造技術の研究・改良、新製品の製造プロセス設計と設備構築、国内外のグループ製造拠点への製造技術フォローを行っている。
今回、これまで同工場内に分散していた研究施設を統合し、研究棟を新設することにより、実験設備と人的研究資源の有効活用を図る。 また、製造プロセス知見や製造ノウハウのシナジー強化と業務効率化を進めることで、機能化学品や農薬の企業化を加速させる。
新研究棟は2013年に新設した検査分析棟と接続される。 これにより、分析機器の効率的な活用と、製品の品質向上に向けた取り組みが促進される。 検査分析棟と合わせた総投資額は10億円規模となる見込みで、2019年1月完成を予定している。
■ 研究棟概要
所在地:富山県高岡市向野本町300(高岡工場)
投資額:10億円
延床面積:1,697㎡
構造:2階建て
着工予定:2018年3月
完成予定:2019年1月