田中化学研究所、本社工場で原料溶解設備増強/LIB市場の拡大
2017年11月15日
二次電池用正極材料の製造販売を行う田中化学研究所(福井県福井市)は13日、本社工場で原料溶解設備を増強すると発表した。
投資額は約18億円。主原料溶解設備を増設し、2018年8月の稼働開始を予定している。
近年、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等の環境対応車が大きく販売を伸張するなか、リチウムイオン二次電池の需要は急速に拡大しており、今後一段と需要の拡大が見込まれている。
このような市場環境の中、同社の既存生産設備の稼働も向上してきており、さらなる事業拡大の為、段階的に設備増強を図る。
計画では、第一期投資として既存の生産設備の稼働率向上と近い将来の販売量増加を視野に入れた、製品生産の前工程である原料溶解設備の増強を図る。第二期以降の設備投資は今後の市場及び顧客動向を注視し、詳細を決定する。
■ 設備投資概要
所在地:福井県福井市白方町45-5-10(本社工場)
投資額:約18億円
増強設備:主原料溶解設備
稼働開始予定:2018年8月