レンゴー、金津工場でライナ併抄化改造設備が竣工
2017年11月16日
レンゴー(大阪市北区)は14日、福井県あわら市の金津工場で進めていたライナ併抄化改造設備が竣工したと発表した。
設備は、併抄化に加え、原紙の品質を大きく左右する原質工程(古紙パルプの精選工程)も一新し、品質向上を図るとともに、環境面からニーズの高まる段ボール原紙の薄物化に対応し、省エネ・省資源を徹底した最新鋭の抄紙機となる。
同社グループでは、現在国内6工場で段ボール原紙を生産しているが、5工場に集約する生産体制再構築を進めており、今回の改造はその一環となる。
■ 設備投資概要
所在地:福井県あわら市自由ヶ丘1-8-10(金津工場)
対象設備:2号抄紙機(併抄化改造工事)
抄造品目:段ボール原紙(ライナ、中しん)
型式:長網 1層+オントップ2層(合計3層抄き)
製品取幅:4,500mm
坪量範囲:ライナ 100~210g/㎡、中しん 90~200g/㎡
最高抄速:1,000m/分
生産能力:ライナ 930t/日(中しんの場合 810t/日)
竣工:2017年11月