伸和コントロールズ、長野・上ノ原工業団地に新工場/新規雇用100名 18年7月着工
2017年11月16日
精密温湿度空気供給装置など製造する伸和コントロールズ(神奈川県川崎市)は10日、長野県伊那市上ノ原工業団地に新工場を建設すると発表した。
建設地は、同社の親会社である伸和ホールディングスが伊那市より取得する。
同社製の精密温調装置は、好調な半導体業界やFPD業界で活用されている。 また、設立時から継続しているバルブ事業では、医療業界や航空宇宙業界での実績を重ね、 半導体製造装置業界でも活用の場を広げている。
こういった事業環境から、 伊那市高遠町にある長野事業所の開発生産機能を維持しつつ、 さらなる生産力強化を図る為、新工場の建設を決定した。 これにより長野事業所は、現在の約2.5倍の生産規模となる。
新工場は、太陽光パネル・IoT技術などの最新設備を兼ね備えた次世代の生産施設となり、 さらなる品質向上と生産性向上を図る。
なお、同社の主力製品である半導体製造用の精密温調装置の需要拡大に対応するため、 長崎県大村市にある九州事業所での新工場開設も予定している。 これに伴い、今後全社で約200名の採用を計画している。
■ 新工場概要
所在地:長野県伊那市美篶(上ノ原工業団地B区画)
投資額:約15億円
敷地面積:約28,911.86㎡
延床面積:約10,000㎡
構造:鉄骨3階建て
新規雇用予定:約100名(長野事業所)
事業内容:精密温調装置、超高純度空気供給システム、ドライエア供給装置、真空チャンバー、ソレノイドバルブ、モーターバルブ、マイクロバルブの製造
着工予定:2018年7月
操業開始予定:2019年7月