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愛知製鋼、知多工場で特殊鋼鋼材の増産

2017年11月17日

 愛知製鋼(愛知県東海市)は15日、知多工場で建設を進めていた設備「No2.水冷装置」「精整Aライン」が完成したと発表した。

 今回、圧延工程から精整工程の物流を直結する鋼材水冷設備を新設し、圧延された鋼材を短時間で冷やすことで、工程間の物流を改善すると共に、精整工程のさらなる生産性向上のため精整Aラインを新設した。

 これにより、圧延・精整工程間にある半製品の平均滞留日数を半減し、顧客への出荷リードタイムを短縮するとともに、検査精度向上による品質のレベルアップを図る。

 また、精整工程が5ライン体制となり、サイズ構成・生産量変化への対応力向上を図るとともに、緊急時の代替生産にも同時に対応させることで、BCP(事業継続計画)を強化する。

 さらに、最新の表面キズ検査設備、内部検査設備を導入することにより、品質検査精度の向上を目指す。

■ 設備投資概要

所在地:愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地(知多工場)
投資額:約35億円
生産品目:特殊鋼鋼材
生産能力:精整Aライン 13千トン/月
設備:No2.水冷装置、精整Aライン
着工:2015年11月
稼動開始:2017年11月

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