アイシン精機、半田工場を増築/220億円投資 アドヴィックスへ貸与
2017年11月27日
アイシン精機(愛知県刈谷市)は24日、アドヴィックス半田工場を拡張し、制御ブレーキ製品を増産すると発表した。
アドヴィックス半田工場は第1工場と第2工場からなり、制御ブレーキ製品の主力生産工場として、回生協調ブレーキ、ESCモジュレータ(横滑り防止装置)などを生産している。
一方で、アイシン半田工場はエアサスペンションシステムなどの走行安全製品や電動ポンプ、アイシン半田電子工場はECUやセンサーを生産している。
今後、車両の電動化、自動運転の進展に伴い、制御ブレーキ製品の需要拡大が見込まれることから、アドヴィックスは第1工場を拡張し、生産能力の増強を図るとともに、第2工場のラインを第1工場に集約することで、生産性の向上と物流の効率化を図る。
またアイシンは、制御ブレーキ生産ライン移設後のスペースを活用して、電動化の進展により需要拡大が見込まれる、電動ポンプやモーター、ECUなどの電子デバイスの生産能力の増強を行う。建屋はアイシンが建設し、アドヴィックスへ貸与する計画。
■ 増築概要
所在地:愛知県半田市日東町4番地29号(アイシン半田工場隣接地)
投資額:約220億円(アイシンが建設し、アドヴィックスへ貸与)
延床面積:61,600㎡
生産品目:制御ブレーキ製品「回生協調ブレーキ」「ESCモジュレータ」など
竣工予定:2019年1月