リズム時計工業（埼玉県さいたま市）は27日、ベトナムで精密成形部品の増産に向けた成形機の追加投資と、電子事業の生産エリア拡大に向けた工場建設用地の取得を行うと発表した。

　近年、生産拠点としてのベトナムから販売も視野にいれた拠点へとベトナムは変貌しており、プレシジョン事業では、事務機器部品の生産が急増している。

　ハノイ市の子会社リズムプレシジョンベトナムは、これら需要に対応するため、工程の自動化・省力化・クリーン化を同時に進めながら成形機の増設等の投資を行う。

　また、電子事業では、取引先からベトナム現地でのセンサー部品、事務機器やEMS等の引合が増えており、今後の増産対応に向け、生産エリアの拡張を進める。今後、2018年早期にハノイ市ノイバイ工業団地内の現工場に隣接する土地を取得し、来期以降、工場建設に着手する見通し。