リズム時計工業、東北リズム敷地内に工場増設/車載用カメラ部品など増産
2017年11月29日
リズム時計工業(埼玉県さいたま市)は27日、100%子会社の東北リズム(福島県会津若松市)敷地内に新工場を建設すると発表した。
投資額は約28億円。増築面積は約9,500㎡。現状55台の成型機を2021年度には100台体制まで増やす。2018年度上半期の着工、2019年度下半期の完成を予定している。
近年、インサート成形部品を使う工作機械部品分野も世界的な需要拡大により大幅な増産が迫られている。また、2014年から本格的に取り組んでいる車載用カメラの鏡筒部品は、自動車の自動運転化への流れが加速するなか、受注拡大の見通しとなり、2019年には生産能力の不足が見込まれている。
今回、更なる品質アップに向け、生産工程の自動化やクリーン化を進める。成形加工するエリアの約6割をクリーンエリアとし、省力化・自動化、効率化を進め、品質の安定供給を図る。
また、同日発表したベトナム新工場への投資をあわせて30億円(通常の更新投資を除く)を超える見込みで、同社過去最大級となる見込み。
■ 新工場概要
所在地:福島県会津若松市門田町大字一ノ堰土手外168(東北リズム敷地内)
投資額:約28億円
増築面積:約9,500㎡
生産品目:車載用カメラの鏡筒部品等の樹脂成型品、工作機械部品、精密金型の製造
機械設備:成形機 2021年度100台体制(現状55台)
着工予定:2018年度上半期
完成予定:2019年度下半期
生産開始予定:工作機械部品 2018年度上半期
:成形部品等 2019年度下半期