六甲バター、236億円で神戸市に新工場/プロセスチーズの増産
2017年12月1日
Q・B・Bブランドチーズなど製造する六甲バター(兵庫県神戸市)は11月30日、17年3月に取得した工場用地に新工場を建設すると発表した。
投資額は建物・設備に約236億円。約5万㎡の敷地に延床面積4万7千㎡の建屋を建設する。従業員数は約500名。プロセスチーズなど年間約4万トン製造する。17年11月の着工、19年3月の生産開始を予定する。
今回、プロセスチーズ市場の拡大で、現有2工場の生産が逼迫していることや、基幹工場である稲美工場が築50年を経過していることから、稲美工場に替わる基幹工場を建設する。
新工場では、生産ラインの最適配置と最新生産設備の導入、情報の集中管理と高水準の品質管理体制の構築や、工場内物流のオートメーション化を図る。
また、新製品開発、研究を行う技術開発研究所の併設、建屋内の増設スペースに加えて将来の拡張増築にも対応できる建屋設計、環境に配慮した省エネ建屋構造のほか、工場見学施設を整備する。
なお、稲美工場の生産ラインと技術開発研究所は新工場へ移転する予定だが、一部の生産ラインについては稲美工場にて継続して稼働する予定。
■ 新工場概要
名称:六甲バター(株)神戸工場
所在地:兵庫県神戸市西区見津が丘6丁目7番1(神戸テクノ・ロジスティックパーク内)
投資額:約236億円(建物・設備/土地除く)
敷地面積:51,540.94㎡
延床面積:47,394㎡
従業員数:約500名
生産品目:プロセスチーズなど
生産能力:約4万トン/年
設計・施工:清水建設(株)
着工:2017年11月
生産開始予定:2019年3月
移転完了予定:2020年5月