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住友化学、中国・西安工場で半導体用高純度ケミカルの増産

2017年12月5日

 住友化学(大阪市中央区)は4日、中国子会社の住化電子材料科技(西安)有限公司が半導体用高純度ケミカル工場の生産能力を増強すると発表した。

 2019年初めから順次量産開始予定で、生産能力は現行比でほぼ倍増となる。

 同社はこれまで、日本、韓国、中国で、半導体製造工程で精密洗浄などに用いられる半導体用高純度ケミカル事業を展開してきた。

 中国では、半導体市場の拡大に伴って、住化電子材料科技(西安)有限公司を設立した後、2017年8月には住化電子材料科技(常州)有限公司を設立し、中国で2拠点目となる半導体用高純度ケミカル工場の建設を開始した。

 今回、中国における半導体事業の拡大と、これに伴う半導体用高純度ケミカル需要が拡大していることを受け、工場の増設を決定した。

■ 設備投資概要

会社名:住化電子材料科技(西安)有限公司
所在地:中国・陝西省西安市高新開発区内
生産能力:現行比でほぼ倍増
量産開始予定:2019年初め

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