東洋紡、敦賀事業所を増設/セラコン用離型フィルムの増産
2017年12月5日
東洋紡(大阪市北区)は4日、敦賀事業所でセラミックコンデンサー(以下:セラコン)用離型フィルム製造設備を増設すると発表した。
セラコン市場は、IoTの進展やAIの導入によるデータ通信量の大幅な増加により、急速に拡大している。現在、約7,000億円の市場は、年率10%の成長が見込まれ、2020年には1兆円になると予測されている。
同社は、セラコン製造時に必要不可欠な離型フィルムを製造している。今回、需要の拡大に対応するため、敦賀事業所の増設を決定した。投資額は30億円で、2019年7月の稼働開始を予定する。
今後、独自技術を生かしたハイエンド品のセラコン用離型フィルムの販売を加速し、2021年までに売上高の倍増を目指す。また、需要の拡大に応じて、さらなる投資も検討するとしている。
■ 設備投資概要
所在地:福井県敦賀市(敦賀事業所)
投資額:30億円
生産品目:セラミックコンデンサー用離型フィルム
稼働開始予定:2019年7月