アイリスオーヤマ、米ペンシルベニア州に第4工場建設
アイリスオーヤマ(宮城県仙台市)は5日、アメリカ東海岸ペンシルベニア州に第4工場を建設すると発表した。
投資額は120億円。土地面積は12万㎡。収納用品、ペット用品などのプラスチック製生活用品を製造する。販売計画は初年度50億円、2021年度150億円を目指す。2018年2月の着工、2019年4月の竣工を予定している。
売上構成比の大きい収納用品は「かさ高(重さの割にサイズが大きい)」商品のため、従来から物流効率の改善が必要となっていたことから、米国の東海岸に初めて自動倉庫を備えた工場を新設することで製品の生産・供給体制を強化する。
アマゾンを中心に大手インターネット通販の売上が拡大している。インターネット通販では、販売先、配送先が米国全域に広がるため、物流コストが高くなると想定される。今回のアメリカ東海岸の工場新設、4工場体制の確立により、インターネット通販における物流体制の効率化を図る。
また、アイリスグループの基幹工場である大連工場(中国)で生産している家電製品やLED照明、調理器具などを中心としたハウスウェア部門の物流センターの役割も担う。48,000パレットを収容できる自動倉庫を新設することで、インターネット通販向けの製品ラインアップを拡充でき、インターネット通販における多様な顧客ニーズに対応する。
■ 新工場概要
会社名:IRIS USA,Inc.
所在地:米国・ペンシルベニア州ヘーズルトン
投資額:120億円
土地面積:120,000㎡
生産品目:収納用品、ペット用品などのプラスチック製生活用品
販売計画:初年度50億円、2021年度150億円
販売先:大手チェーンストア、スペシャリティストア、インターネット通販
自動倉庫:48,000パレット
着工予定:2018年2月
竣工予定:2019年4月