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アクティブファーマ、富山八尾工場内に新棟建設/18年5月着工

2017年12月15日

 三谷産業は13日、子会社で医薬品原薬の製造を行うアクティブファーマ(東京都千代田区)が富山八尾工場内に新棟を建設すると発表した。

 政府策定のロードマップでは、2020年9月までに医薬品に占めるジェネリック医薬品の数量シェアを80%以上にすることを目標としており、さらなる需要拡大が見込まれている。

 一方で、従来2年に1度行われている薬価改定は2018年度から毎年実施することが決定されており、医薬品メーカーは安価な原薬を求め、原薬メーカーはコスト削減が求められている。

 また、日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)において、品質に関するガイドラインのうち「原薬の開発と製造」に対する指針を示した ICH-Q11が作成され、原薬製造の前工程である中間体製造も含めて厳格な管理が求められている。

 このような市場環境から、研究開発のスピードを加速させ、ICH-Q11に対応した品質管理体制を中間体原料も含め厳格化し、更なる収益基盤の強化を図るため、研究・品質管理棟と少量合成棟の新設を決定した。

 加えて、富山八尾工場での連続生産による生産量増加や取扱品の増加が見込まれることから、保管場所確保のため、原料・製品倉庫を拡張する。

■ 新棟概要

所在地:富山県富山市八尾町保内3-7(富山八尾工場内)
投資額:13億円
延床面積:1,860㎡
    :研究・品質管理棟 1,000㎡
    :少量合成棟 340㎡
    :原料・製品倉庫拡張分 520㎡
着工予定:2018年5月
完成予定:2019年3月

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