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大和ハウス工業、福岡県若草工業団地に大型マルチテナント型物流施設/100億円を投資

2015年11月25日

 大和ハウス工業(大阪市北区)は19日、福岡県糟屋郡宇美町の若草工業団地内において九州最大の大型マルチテナント型物流施設「DPL福岡宇美」を着工すると発表した。

 「DPL福岡宇美」は、地上5階建、延床面積112,726.83㎡(34,100坪)で福岡ヤフオク!ドームの約1.6個分の広さがある九州最大の物流施設となる。1フロアの面積は、約23,100㎡(約7,000坪)とゆとりを持ったスペースを確保した。

 同施設は、インターネット通販事業者や小売業者、アジアへの配送を手掛ける事業者等、複数のテナント企業の入居を想定したマルチテナント型物流施設として運営する。

 九州で初めて40フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れることができる、らせん状のランプウェイを2基(ダブルランプウェイ)採用。施設全体で130台分のトラックバースも完備している。

 各階毎に3~4のテナントの入居ができ、施設全体では最大17テナントの入居が可能で、約1,000坪単位で入居できる物流施設。また、各区画に事務所を設置することもできる。

 立地としては、九州自動車道「太宰府インターチェンジ」から約7kmの若草工業団地内に位置する。同団地周辺は流通加工をはじめ、物流関連企業の倉庫などが集積しているエリア。また、福岡空港や博多港、博多駅まで自動車で約30分圏内と陸路輸送だけではなく、空路・海路輸送においても便利な場所に位置している。あわせて、近隣には生活環境が整った住宅団地もあるため、職住近接の就労環境も整っているとしている。

■ 新物流施設概要

名称:DPL福岡宇美
所在地:福岡県糟屋郡宇美町若草3丁目2631-2他
投資額:約100億円
交通:九州自動車道「太宰府インターチェンジ」より約7km
敷地面積:約50,787㎡(15,363坪)
建築面積:約23,307㎡(7,050坪)
延床面積:約112,726㎡(34,100坪)
    :1フロアの面積は、約23,100㎡(約7,000坪)
構造・規模:RC造 地上5階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計・施工:株式会社竹中工務店
着工日:2015年11月19日
竣工予定:2017年1月
入居予定:2017年2月

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