チタン工業、山口県宇部市で酸化チタン製造設備を増設/18年3月着工
2017年12月18日
酸化チタン、酸化鉄を製造するチタン工業(山口県宇部市)は12日、山口県宇部市でコア事業の超微粒子酸化チタン製造設備(ST-5工場)を増設すると発表した。
投資額は約10億円。2018年3月の着工、同年10月の稼働開始を予定している。
同社は、2017年7月にFDA(米国食品医薬品局)によるGMP査察を受け、紫外線カット化粧品に使用される超微粒子酸化チタンの製造設備(ST-4工場)がOTC原薬製造所として承認されたことをきっかけに、今後海外からの需要が拡大すると判断し、今回の増設を決定した。
一方、基盤事業の顔料級酸化チタンについては、海外メーカーとの競争激化や設備の老朽化等により、採算性を確保することが困難であると判断。製品の製造を終了し、コア事業である超微粒子酸化チタンへの原料供給に特化させる。
■ 新工場概要
所在地:山口県宇部市大字妻崎開作字作1727番地1
投資額:約10億円
増産品目:超微粒子酸化チタン
着工予定:2018年3月
稼働開始予定:2018年10月
◇ 基盤事業の顔料級酸化チタン縮小概要
製造終了予定:2018年12月
販売終了予定:2019年3月