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大建工業、会津若松市に新工場/畳おもて事業強化

2017年12月21日

 大建工業(大阪市北区)は20日、福島県会津若松市に畳おもてを製造する新工場を建設すると発表した。

 同社の機械すき和紙を原材料に使用した畳おもて「ダイケン健やかおもて」は、耐久性や撥水性、色あせしにくい点などが評価され、宿泊施設や商業施設などを中心に需要が拡大している。

 今後も、非住宅分野において同製品の需要増が見込まれることから、畳おもて事業の強化を目的に工場を建設する。

 新工場は、主に東日本エリアの供給を担うグループ会社の会津大建加工(株)内に建設。畳おもての生産工程を集約することで、生産効率の向上を図る。

 また、更なる畳おもての安定供給を目的に、織機の台数増設など、生産設備へ約1.5億円を投じる。建屋新設と生産設備を段階的に増強することにより、現在の生産能力30,000畳/月を、2019年3月までに40,000畳/月へと引き上げる予定。

■ 新工場概要

名称:会津大建加工(株) 第1工場
所在地:福島県会津若松市神指町大字南四合字幕内西350
投資額:約5億円(工場建屋)
延床面積:2,832㎡
構造:鉄骨造2階建
生産品目:「ダイケン健やかおもて」
生産量:40,000畳/月(現在 30,000畳/月)
着工予定:2018年2月
完工・稼働開始予定:2018年9月

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